■MADOO Typ930 【MDO-T930-TI】■
パッシブラジエーター搭載型マイクロプラナードライバー”Ortho Dual Motion”搭載
▼空間の広がりにフォーカスした新たなサウンドシグネチャー
Typ821では大変多くの好評をいただき、両サイドにマグネットを備えるプッシュプル型のマイクロプラナードライバー”Ortho”の魅力を皆様にお伝えすることができました。今回のTyp930では、音質傾向としてはTyp821を踏襲しながら、空間の広がりや音との距離感にフォーカスしてチューニングを行っています。そのためにパッシブラジエーターをOrthoの背面へ搭載し、さらにKnowles製のスパウトレスのBAドライバーとハイブリッド構成にすることで本製品のサウンドを実現。Orthoのポテンシャルをさらに引き出すことに成功しました。
▼大口径化&パッシブラジエーターを搭載した”Ortho Dual Motion”ドライバー
Typ930に搭載するOrtho Dual Motionは、Typ821に搭載されていた10mm径から12mm径へと大口径化。また、より強力なマグネットを採用し、磁気回路の改善を行っています。これに加えて、今回は初の技術であるパッシブラジエーター”Dual Motion”を搭載。薄膜のエンジニアプラスチックで成型されたドームと真鍮製のマスダンパーから構成されており、パッシブラジエーターが圧力を調整することで、耳道内の圧力をうまくいなし、閉塞感や嫌な共振が軽減されて音場が広く聴こえるように作用いたします。スピーカーハウジングの材質には真鍮とステンレスを併用しており、サファイアクリスタルのフェイスプレートからパッシブラジエーターをご確認いただけます。
▼スパウトレスBAドライバーによるハイブリッド構成
Typ930ではOrtho Dual Motionドライバーと組み合わせてKnowles製のスパウトレスのBAドライバーを搭載。このドライバーはスーパーツイーターとして使用しており、抜け感を与える音域を担当しています。Ortho Dual Motionドライバー とBAドライバーはそれぞれがインピーダンスを近しいものにしつつ、ネットワーク回路を最適化しています。内部配線にはシールドに銀メッキ高純度銅線、信号線に高純度銅線を使用することで音色を調整。これらの組み合わせにより空間の広がり、音との距離感にフォーカスしたチューニングを実現いたしました。
▼ハイリジッドハウジングとメタルスキマティックデザイン
『Typ930』では、『Typ821』に引き続き切削加工が困難とされるチタンをハウジング素材に採用しました。チタンは非常に高い剛性を持ちながら比較的軽量で、生体適合性が高い金属です。そのため、イヤホンには大変適した素材ですが、一方では非常に加工が難しい金属として知られています。スイス製や日本製の高級時計やドイツ製自動車などの切削工具を手掛けた金属加工を熟知したエンジニアによりハウジングは設計され、強力かつ高精度な加工の出来る多軸CNC加工機によりチタンブロックから削り出してハウジングの製造を行っています。また、MADOOでは、ハウジングの剛性はドライバーユニットのポテンシャルを最大限発揮するために必要であり、音質に影響があるという設計思想を持っています。そのため、ハウジング表面に硬さを持たせるためのサンドブラスト処理や、シェル厚を一般的なイヤホンと比較して十分に厚みを持たせた設計にするなど、音質のための妥協をしない仕上げを行いました。特に歴代のMADOOの中でも非常に高い剛性を持っており、“Ortho Dual Motion”のポテンシャルを最大限発揮できるハウジングとなっています。ハウジングに使用している部品は純チタンをCNCで削り出して製造し、上下のハウジングが共締めになるような構造として全体の剛性を向上させています。これらにより、スピーカーの共振に対しても十分な剛性を確保し、音質への寄与に貢献しています。また、信頼性を高め最大限のパフォーマンスを発揮するために独自のハウジングアーキテクチャ“MIAA:MADOO In-ear Acoustic Architecture”を引き続き踏襲しています。『Typ930』では従来モデルの3Dプリンタでの成型からさらに改良を重ねてCNCの精緻な加工により、ドライバーを格納するアコースティックボックスをハウジングと一体化しました。
▼窓から見える風景をモチーフにしたデザインコンセプト
本製品のデザインコンセプトは、窓から見える夜の空と月、海の波にインスピレーションを得ています。内部のチタン製のオーナメントに青色のアルマイト処理を施すことで夜空、プラナーダイナミックドライバーを月と見立てて世界観を表現いたしました。ハウジングは円を中心として波が立っているイメージでデザインされており、海の波の力強さを表現しています。
▼「PCUHD」採用の新規開発ケーブル
Typ930では、古河電工社製の「PCUHD」を芯線に使用したケーブルを新規に開発いたしました。PCUHDは「Pure Copper Ultra High Drawability」の略称であり、厳選した原材料を用いることで介在物や不純物の混入を厳しく管理した工程で鋳造した無酸素銅素材です。含有する酸素量を抑えることにより、「電気信号伝達を阻害する素材内のボイド(気泡)/酸化物」の生成が少なくなることを特徴としています。MADOOではケーブルの素材の純度を上げることも大切ではございますが、ケーブルを作成する際の芯線内の気泡や酸化生成物といった不純物の生成が少ないことも重視しており、今回のPCUHDの使用にいたりました。このケーブルは中低音の安定感、接地感、質感に特徴を持った音質傾向にあり、片側7芯からなるケーブルを2本撚ることで1本のケーブルとしています。
▼イヤーチップ
Typ930では、既に単体発売されているMADOO製品に共通の特徴である楕円ノズルに最適化されたイヤーチップ「MDX30」をイヤホン本体パッケージに初めて同梱(S,M,Lの3サイズ)。従来型の丸型形状シリコンイヤーチップももちろん付属しますので、お好みで使い分けることが出来、イヤホン本体の魅力をより高めます。
製品仕様
ドライバー構成
Micro Planar “Ortho Dual Motion” Driver x1 + BA Driver x1
インピーダンス
メーカー情報無し
音圧感度
99dB/mW@1kHz
再生周波数帯域
20Hz-40kHz
ケーブル仕様
コネクター:Pentaconn Ear
ケーブル:MRC93:Pentaconn Ear 4.4mm5極プラグ PCUHD7芯ワイヤーケーブル ケーブル長:約1.2m
MRC91:Pentaconn Ear 3.5mm3極プラグ PCUHD7芯ワイヤーケーブル ケーブル長:約1.2m
本体重量(ケーブル含む)
約64g(4.4mm5極ケーブル)
約62g(3.5mm3極ケーブル)
付属品
・シリコンイヤーチップ MDX30(S・M・L)
・AET07(S・M・L)
・フォームチップ(フリーサイズ)
・イヤーチップケース
・キャリングケース
・取扱説明書/保証書